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2018年1月20日土曜日

飯テロ小説(アニメ?)異世界食堂面白い!!^^

少し前にダンジョン飯を読んでハマっていたのは、日々是ブログのほうにレビューをかいたので、読んだかたもいると思うのですが。(ダンジョン飯 1巻~5巻 レビュー
そのつながりで異世界料理ものに興味を持って、アニメをみちゃったのが運のつきでした(笑)
ちなみにダンジョン飯はこんな漫画(笑)↓


センシの手を蹴りまくる歩き茸が可愛すぎるw
食べるところも、右下のマルシルを見てるとちょっと面白い。
最初は茸避けてたのに、結局食べてるー^^(笑)

で、話を戻して異世界食堂はこんな話。



【あらすじ】
料理屋が立ち並ぶビジネス街で、老舗である洋食のねこや。
ビジネスマンの腹を長年満たし続けてきたその店には、秘密があった。
七日に一度、異世界と扉がつながり、その世界から異世界の人々が料理を食べに訪れるのだ。
ねこやのメニューは洋食中心のほとんど何でも屋だが、そんな料理の虜になって店の常連になるのは、帝国の姫君だったり、世界を救った魔法使いだったり、魔族だったり、人外だったり、実に多種多様。
七日に一度の土曜日。今日もねこやの扉をくぐって、腹ペコのお客があらわれる。

【以下、ネタバレ感想】

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最初にアニメを通してみたこのシリーズですが、アニメ版の面白さはなんといっても、ノリがミスター味っ子やら、美味しんぼと近いことですね(笑)
原作の小説だと、ナレーション的に入ってる料理の味や食感などの説明を、アニメ版だと本人が懇切丁寧に心の中でつぶやいている風になっているので、まずそれだけで面白い(笑)
さらに、私たちが普通に馴染みが深いメンチカツやら、エビフライとタルタルやらを、異世界の人々がファーーーーwwwwって感じで狂喜乱舞しながら食べるので、それが面白い(笑)
ただ、それだけといえば、それだけだったんですが。
舐めてました。
異世界食堂は、アニメより原作のほうがずっと面白いですね。

まず、異世界の人々と言葉が通じてるのに、店主が異世界の文字が読み書きできなかったり、ねこやの扉はひとつしかないのに、向こうからくる人はそれぞれ違う扉をくぐってきており、戻るときにはねこやの扉からそれぞれが同じ場所に戻れるなど、つっこみどころが多い設定が満載なのですが。
原作を読むとその辺もちゃんと理由づけがされています。
さらに、アニメではまったくわかりませんでしたが、ねこやが向こうの世界とつながることで、向こうの世界にどんな変化があったかとか、どんな影響があったかとか。
読み進めていくと、その辺が色々わかるのがひどく興味深い。

アニメで見たときには、国を動かす地位のある人同士が、ねこやを通して友人のような関係になっていたので、後で国を動かす影響とかありそうだなと思っていましたが。
原作で語られる影響は、それよりも数十年単位の食による変化が大きい。
ねこやにコロッケを食べに来ていた常連のせいで、異世界にじゃがいも(向こうでもダンシャクと呼ばれてる。それをあげた子供の頃の店長さんが男爵(芋)といっていたため)が流出し、根が強く繁殖しやすいじゃがいものおかげで、多くが飢え死にを免れ、結果的にそれを持ち込んだ(常連の)とある国の勢力が大きく増したとか。
他にもねこやの常連から砂漠の国にアイスコーヒーが広がったり、とある国ではねこやのメニューをぱくったパスタやパスタソースが大流行してたり。
向こうの国は、魔法や魔力などが普通にある世界ではあるけど、食文化は中世ぐらいというか、現代日本に比べてはるかに遅れている。
砂糖や白パンが高級品で、そのせいでお菓子は甘ければ甘いほど美味しい=高級という、味覚とはかけ離れた価値観がまかりとおってる。
でもそれが、ねこやで本当の美味しい味をしった常連たちのおかげで、徐々に変わっていくのが面白いですね。
なるほど、異世界料理ものって最近多いけど、その辺とこの小説が一線を画すと言われるのは、この辺に理由があるのかも。

この本に出てくる異世界の常連たちは、異世界の美味い料理に舌包みを打ちつつも、けっしてそれを「異世界だから」では片づけないんですよね。
ねこやで美味いものを知った常連たちは、それを自分たちの日常でも食べられないかと研究したりして、結果、周囲の環境も徐々に変えていってます。
冷蔵庫がないから、魔力で冷やすのを代用したりとか、やり方の違いも面白い。

ちなみに原作は、通称なろうと呼ばれる「小説家になろう」という創作サイトで連作していた小説です。
出版社から正式に発売されたので、4巻まで?が小説本として発売されてますが(コミック版も出てる)、未だに連載していた分はなろうで無料で読めます。
ただし、なろうに書いてある文章は大層読みやすいですが、素人らしい素っ気ない(趣のない)文でもあります。
文庫を出すにあたり、出版社がだいぶ校正したのか、文庫のほうは(1巻しかまだ読んでないですが)結構加筆修正がされているので。
どうせ読むなら文庫のほうが良いやもしれません。
まあそれ以前に、文庫合わせに書き下ろしがあるのですが。

1巻の描き下ろし、豚の角煮の飯テロ具合がすごい^^;
アニメは飯テロとまでは思ってなかったけど、原作は完全に飯テロ。
おかげで最近の私の夕飯は、メンチカツやら、エビフライやら、ハンバーグ(デミグラ)やらと、異世界食堂メニューがならんでます(笑。豚の角煮も作ろうと目論んでます、はい(笑))
とりあえず、2巻以降を買わなきゃだな。
飯テロになりまくるため、一冊ずつちょびちょび買おう(笑)
夜寝る前に読むとお腹すくんだよ^^;

余談ですが、アニメの第一話(ビーフシチュー、モーニング)は現在GYAOで無料で視聴できます。原作では1巻最後にしか出てこないウェイトレスのアレッタが、一話からいきなり出てくるんだよなー
アニメ絵可愛いおかげで、客引きにはなってるだろうけど。

  

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